名前

autoconf - コンフィギュレーションスクリプトの生成

書式

autoconf [OPTION]... [TEMPLATE-FILE]

説明

TEMPLATE-FILE が指定された場合、あるいは 'configure.ac' または 'configure.in' がある場合、そこからコンフィギュレーションスクリプトを生成します。TEMPLATE-FILE が指定された場合は、結果を標準出力します。そうでない場合は 'configure' に出力します。

オペレーションモード:

-h, --help
このヘルプを表示して終了します。
-V, --version
バージョン番号を表示して終了します。
-v, --verbose
詳細な報告を出力します。
-d, --debug
一時ファイルを削除しません。
-f, --force
ファイルがすべて古いものとして扱います。
-o, --output=FILE
出力結果を FILE に保存します(デフォルトは stdout です)。
-W, --warnings=CATEGORY
警告をカテゴリー別に表示します。

警告カテゴリーは以下のとおりです:

cross
クロスコンパイルに関する問題。
gnu
GNU コーディング標準(デフォルトは gnu および gnits モード)。
obsolete
古い機能や構成(デフォルト)。
override
Automake ルールや変数に対するユーザーの再定義。
portability
移植性に関する問題(デフォルトは gnu および gnits モード)。
portability-recursive
ネスト化した Make 変数(デフォルトは -Wportability)。
extra-portability
不十分なツールに関連した移植性に関する問題。
syntax
疑わしい構文構造(デフォルト)。
unsupported
非対応または不完全な機能(デフォルト)。
all
警告メッセージすべて。
no-CATEGORY
カテゴリー別の警告表示を行いません。
none
警告メッセージをすべて表示しません。
環境変数 'M4' と 'WARNINGS' は優先処理されます。

ライブラリディレクトリ:

-B, --prepend-include=DIR
検索パスを DIR とします。
-I, --include=DIR
検索パスに DIR を追加します。

トレース:

-t, --trace=MACRO[:FORMAT]
マクロの呼び出し一覧を表示します。
-i, --initialization
さらに Autoconf の初期化プロセスをトレースします。
トレースモードの場合、コンフィギュレーションスクリプトは生成されません。FORMAT のデフォルトは '$f:$l:$n:$%' です。FORMAT に関する詳細は 'autom4te --help' を参照してください。

著者

David J. MacKenzie, Akim Demaille

バグ報告

バグ報告は <[email protected]> までご連絡ください。
 
GNU Autoconf ホームページ: <https://www.gnu.org/software/autoconf/>
 
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <https://www.gnu.org/gethelp/>

著作権

Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+/Autoconf: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>, <https://gnu.org/licenses/exceptions.html>
 
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

関連項目

, automake(1), autoreconf(1), autoupdate(1), autoheader(1), autoscan(1), config.guess(1), config.sub(1), ifnames(1), libtool(1).
autoconf の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 infoautoconf の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド
info autoconf
を実行して完全なマニュアルを参照できます。