pppdump - PPP
記録ファイルを人が読める形式に変換する
pppdump [
-h |
-p [
-d ]] [
-r ] [
-m
mru ] [ file ... ]
pppdump ユーティリティは
pppd の
record
オプションを使用して書かれたファイルを、人が読める形式に変換する。
ひとつもしくはそれ以上のファイル名が指定された場合
pppdump
は順番にそれぞれのファイルを読み込む;
ファイル名が指定されなかった場合は、
標準入力から読み込みを行う。
いずれの場合も、結果は標準出力に出力される。
オプションは以下の通りである:
- -h
- 送受信されたバイトを
16
進数で印刷する。このオプションも
-p オプションも
指定されない場合、バイトは文字そのものとして印字される。このとき、印字できない文字や
非アスキー文字はエスケープシーケンスとして印字される。
- -p
- async HDLC
構成およびエスケープキャラクタを解釈し、
非同期の HDLC
フレーミングとエスケープキャラクタを解釈し、
各パケットの FCS (frame check
sequence)
をチェックして、PPP
パケットに
格納されて送受信されたバイトを収集する。パケットは、16
進数と文字の両形式
印字される。(印字できない文字は、`.'として印字される)
- -d
-
-p
オプションと一緒に使用し、
pppdump に BSD
方式で圧縮されたパケットの解凍を行うように指示する。
- -r
- 方向の解釈を反転する。その結果、受信したバイトまたはパケットに対して
`sent'
と表示され、送信したバイトまたはパケットに対して
`rcvd' と 表示される。
- -m mru
- (-p
オプションとともに使用し)
長さを超過した PPP
パケットをチェックする場合、
リンクの両方向の MRU
(最大受信単位)として
mru を使用する。
pppd(8)