名前
shred - ファイルを上書きし、その内容が分からないようにする (追加でファイルの削除も可能)書式
shred [ OPTION]... FILE...説明
指定されたファイルに対して上書きを繰り返し、非常に高価な機械でさえも データ復元の為の調査を行うことが非常に困難となるようにします。 FILE に - を指定した場合、標準出力に対して shred を行います。 長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。- -f, --force
- 書き込みができるように必要に応じてアクセス権限を変更する
- -n, --iterations=N
- N 回上書きを繰り返す (デフォルト: 3 回)
- --random-source=FILE
- ランダムバイトのソースを FILE にする
- -s, --size=N
- N で指定したバイト数 shred を行う (接尾辞として K, M, G など が使用可能)
- -u, --remove
- 上書き後にファイルの割当を解除し削除を行う
--remove[=HOW]
-u
と同様だが、削除の方法を
HOW
で制御できる。下記参照
- -v, --verbose
- 進行状況を表示する
- -x, --exact
- ブロックを満たすようにファイルサイズを切り上げない。通常
- ファイル以外ではこれがデフォルトの動作
- -z, --zero
- shred を行ったことを隠すために最後に 0 で上書きする
- --help
- 使い方を表示して終了する
- --version
- バージョン情報を表示して終了する
作者
作者 Colin Plumb。著作権
Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.関連項目
shred の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および shred のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド- info shred
2021年5月 | GNU coreutils |