名前

ed - 行指向のテキストエディター

書式

ed [options] [file]

説明

GNU ed は、行指向のテキストエディターです。 テキストファイルの生成、表示、変更その他の操作を、対話的にまたシェルスクリプトを通じて行なうことができます。 red は制限つきの ed です。 red では、カレントディレクトリのファイルのみを編集でき、シェルコマンドの実行はできません。 ed は Unix に元からあるエディターであるという点で、'標準的な' テキストエディターと言えるものであり、 数多くの環境で利用可能です。 ただし実際には、 フル画面表示が可能な GNU Emacs や GNU Moe が用いられるのがほとんどです。

オプション

-h, --help
ヘルプを表示して終了します。
-V, --version
バージョン情報を表示して終了します。
-E, --extended-regexp
拡張正規表現を利用します。
-G, --traditional
互換性モードにより実行します。
-l, --loose-exit-status
コマンドが失敗しても、 終了ステータス 0 を返します。
-p, --prompt=STRING
対話プロンプトとして STRING を用います。
-r, --restricted
制限モードで実行します。
-s, --quiet, --silent
診断情報、バイト数、プロンプト '!' を表示しません。
-v, --verbose
詳細表示を行います。 'H' コマンドと同じです。
--strip-trailing-cr
テキスト行の末尾にあるキャリッジリターンを取り除きます。
指定された 'file' の内容を読み込んで編集を開始します。 'file' の先頭が '!' で始まる場合は、 シェルコマンドの出力を読み込みます。
終了ステータスは以下のとおりです。 正常終了の場合は 0、 環境上の問題発生 (ファイルが見つからない、フラグが不正、I/O エラーなど) の場合は 1、 入力ファイルの破損や不正は 2、 内部一貫性のエラー (バグなど) による処理不能状態は 3 です。

バグ報告

バグ報告は [email protected] までお願いします。
 
ed ホームページ: http://www.gnu.org/software/ed/ed.html
 
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>

著作権

Copyright © 1994 Andrew L. Moore.
 
Copyright © 2022 Antonio Diaz Diaz. License GPLv2+: GNU GPL version 2 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>
 
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関連項目

ed の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 infoed の両プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
info ed
を実行して完全なマニュアルを参照できます。