grub-mkimage - GRUB
のブート可能イメージの生成
grub-mkimage [
OPTION...] [
OPTION]... [
MODULES]
GRUB
のブート可能イメージを生成します。
-
-c, --config=FILE
- 初期設定として
FILE を埋め込みます。
-
-C, --compression=(xz|none|auto)
- コアイメージに対して用いる圧縮形式を選びます。
-
-d, --directory=DIR
- DIR
配下のイメージとモジュールを使います。
[デフォルト=/usr/lib/grub/<platform>]
- --disable-shim-lock
- shim_lock
確認を無効にします。
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-D, --dtb=FILE
- デバイスツリー
(DTB) として FILE
を埋め込みます。
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-k, --pubkey=FILE
- 署名チェックに対する公開鍵として
FILE を埋め込みます。
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-m, --memdisk=FILE
- memdisk
イメージとして FILE
を埋め込みます。
これは `-p (memdisk)/boot/grub'
の指定を暗に含みます。
- またそれ以前に指定されたプリフィックスを上書きしますが、
- 上書き後のプリフィックスは後のオプションによって上書きされることになります。
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-n, --note
- CHRP IEEE1275 に対する NOTE
セグメントを追加します。
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-o, --output=FILE
- 生成されたイメージを
FILE に出力します。
[デフォルト=stdout]
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-O, --format=FORMAT
- FORMAT
としてイメージを生成します。
利用可能なフォーマットは以下のとおりです。
i386-coreboot, i386-multiboot, i386-pc, i386-xen_pvh, i386-pc-pxe,
i386-pc-eltorito, i386-efi, i386-ieee1275, i386-qemu, x86_64-efi,
i386-xen, x86_64-xen, mipsel-yeeloong-flash, mipsel-fuloong2f-flash,
mipsel-loongson-elf, powerpc-ieee1275, sparc64-ieee1275-raw,
sparc64-ieee1275-cdcore, sparc64-ieee1275-aout, ia64-efi, mips-arc,
mipsel-arc, mipsel-qemu_mips-elf, mips-qemu_mips-flash,
mipsel-qemu_mips-flash, mips-qemu_mips-elf, arm-uboot,
arm-coreboot-vexpress, arm-coreboot-veyron, arm-efi, arm64-efi,
riscv32-efi, riscv64-efi
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-p, --prefix=DIR
- プリフィックスディレクトリを設定します。
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-s, --sbat=FILE
- SBAT メタデータ。
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-v, --verbose
- 詳細メッセージ表示を行います。
- -?, --help
- ヘルプ一覧を表示します。
- --usage
- 簡単な使用方法を表示します。
-
-V, --version
- プログラムバージョンを表示します。
ロングオプションにおいて必須の引数または任意の引数になっているものは、
ショートオプションにおいても同じく必須または任意です。
バグ報告は <
[email protected]>
までお願いします。
grub-install(8),
grub-mkrescue(1),
grub-mknetdir(8)
grub-mkimage
の完全なドキュメントは
Texinfo
マニュアルとしてメンテナンスされています。
info と
grub-mkimage
の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド
- info grub-mkimage
を実行して完全なマニュアルを参照できます。