inotify_rm_watch - inotify
インスタンスから既存の監視アイテムを削除する
#include <sys/inotify.h>
int inotify_rm_watch(int fd, int wd);
inotify_rm_watch()
は、監視対象ディスクリプター
(watch descriptor)
wd
に対応する監視アイテムを、
ファイルディスクリプター
fd に対応する inotify
インスタンスから削除する。
監視対象を削除すると、
この監視対象ディスクリプターに対して
IN_IGNORED
イベントが生成される
(
inotify(7) 参照)。
成功すると、
inotify_rm_watch()
は 0 を返す。
エラーの場合、-1
を返し、
errno
をエラーの原因を示す値に設定する。
- EBADF
-
fd
が有効なファイルディスクリプターではない。
- EINVAL
- 監視対象ディスクリプター
wd
が有効でない。もしくは、
fd が inotify
ファイルディスクリプターではない。
inotify は Linux カーネル 2.6.13
に組み込まれた。
このシステムコールは
Linux 独自である。
inotify_add_watch(2),
inotify_init(2),
inotify(7)
この man ページは Linux
man-pages
プロジェクトのリリース
5.10
の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/
に書かれている。