mkbindic -
テキスト形式の辞書ファイルからバイナリ形式の辞書ファイルと
学習辞書ファイルを作成する
mkbindic [-m | -s] [-name dicname] [-c version]
textfile
テキスト形式の辞書
textfile
から,バイナリ形式の辞書ファイ
ル(拡張子 .cbd または
dicname)
と学習辞書ファイル(拡張子
.cld) を 作成します.
- -m
- 作成するバイナリ形式の辞書を自立語辞書として指定します.作成するテキス
ト形式の辞書 textfile
のファイル名の拡張子を
.mwd に変更して辞書
を作成します.デフォルトでは,
自立語辞書として作成しますので,この
オプションは省略できます.
- -s
- 作成するバイナリ形式の辞書を付属語辞書として指定します.作成するテキスト
形式の辞書 textfile
のファイル名の拡張子を
.swd に変更して辞書を
作成します.このオプションを指定しないと自立語辞書として作成します.
- -name dicname
- 作成するバイナリ形式の辞書ファイルのファイル名を指定します.
dicname は .d または .cbd
という拡張子のついたもの以外受けつけません.
デフォルトではテキスト形式の辞書
textfile のファイル名の
拡張子を .cbd
に変えたものを dicname
として扱います.
- -c version
- 古いの形式の辞書を作成します。versionとしては、現在3.0と3.7が
利用できます。
% mkbindic user.ctd
テキスト形式辞書の user.ctd ファイルから,自立語辞書としてバイナリ
形式辞書の user.cbd ファイルと学習辞書の user.cld ファイルを作成します.
% mkbindic -s user2.ctd
テキスト形式辞書の
user2.ctd
ファイルから,付属語辞書としてバイナリ
形式辞書の user2.cbd
ファイルと学習辞書の
user2.cld
ファイルを作成します.
% mkbindic -m -name foo.d user3.ctd
テキスト形式辞書の
user3.ctd
ファイルから,自立語辞書としてバイナリ
形式辞書の foo.d
ファイルと学習辞書の
user3.cld
ファイルを作成します.
- TMPDIR
- 一時ファイルを作る際の作業ディレクトリとしてこの変数の値が用いられます。
特に指定がない場合は
/tmp が使用されます。
dicar(1),
dpbindic(1)