名前

po4a-normalize - ドキュメントファイルを po4a でパースしてから書き戻すことで正規化

書式

po4a-normalize -f fmt master.doc

説明

po4a (PO for anything) プロジェクトは、gettext ツールが想定していないドキュメントのような領域で翻訳をしやすくすること (またより興味深いのは、翻訳文の保守がしやすくなること) を目標にしています。
po4a-normalize スクリプトは、po4a が想定外の変更をドキュメントに行っていないことを確認するデバッグツールです。新しいモジュールを開発しているときや、ツールの健全性が疑わしいときにのみ使用してください。
生成した文書は po4a-normalize.output に書き出され、生成した POTファイルは既定で po4a-normalize.po に書き出されます。しかし --localizedオプションと--potオプションを使ってそれを変えることができます。

オプション

-o, --option
書式プラグインに渡す追加オプションです。有効なオプションやその意味の詳細は、各プラグインの説明書を参照してください。例えば、AsciiDocパーサーには '-o tablecells' を、テキストパーサーには '-o tabs=split' を渡すことができます。
-b, --blank
空の翻訳済みドキュメントを作成します。生成した翻訳済みドキュメントは、すべてのメッセージが空白や改行で翻訳されていると見なして生成されます。 これは、ドキュメントのどの部分が翻訳できないかチェックするのに便利です。
-h, --help
短いヘルプメッセージを表示します。
--help-format
po4a が理解できるドキュメントフォーマットの一覧を表示します。
-f, --format
扱うドキュメントのフォーマットです。有効なフォーマットの一覧を見るには、--help-format オプションを使用してください。
-M, --master-charset
翻訳するドキュメントファイルの文字セットです。
-l, --localized
生成する正規化ファイルの名前(既定ではpo4a-normalize.output)です。
-p, --pot
生成するPOTファイル(既定ではpo4a-normalize.po)。
-V, --version
スクリプトのバージョンを表示して終了します。

関連項目

po4a-gettextize(1), po4a-translate(1), po4a-updatepo(1), po4a(7)

著者

 Denis Barbier <[email protected]>
 Nicolas François <[email protected]>
 Martin Quinson (mquinson#debian.org)

訳者

 倉澤 望 <[email protected]>
 Debian JP Documentation ML <[email protected]>

著作権とライセンス

Copyright 2002-2020 by SPI, inc.
本プログラムはフリーソフトウェアです。GPL の条項に基づき再頒布と変更を行うことができます (COPYING ファイルを参照してください)。

Recommended readings

Pages related to po4a-normalize you should read also: