rcsfreeze - RCS
に登録されているファイルの構成を記録する
rcsfreeze [
name]
rcsfreeze は、RCS
ファイルの有効な組み合わせにシンボリックなリビジョン番号を割り当てます。
rcsfreeze
は、ソフトウェアの新しい版が登録されるたびに実行されるような
使われ方を想定しています。一意のシンボル名
(
C_number, number は
rcsfreeze
が実行される毎に増加します
) が各 RCS
ファイルの主幹の最新
のリビジョンに対して与えられます。
引数によって与えるシンボル名を指定できます。指定された場合も、
rcsfreeze
は一意のシンボル名を生成し、ログファイル中に記録します。しかし、実際の
RCS
ファイルには記録されません。
rcsfreeze
は、将来に参照するためのログを入力するように要求します。
本シェルスクリプトは全ての
RCS
ファイルに一括して作用します。
新しい版を構成するファイル
は、あらかじめ RCS
ファイルに登録されている必要があります。まず、
rcsclean(1)
を実行して、登録されずに残っているファイルがカレントディレクトリに
残っていないかどうかを確認してください。
- RCS/.rcsfreeze.ver
- バージョン番号
- RCS/.rcsfreeze.log
- ログ。最新のものが先頭になる。
Stephan v. Bechtolsheim
co(1),
rcs(1),
rcsclean(1),
rlog(1)
rcsfreeze
は、変更されているのに登録されていないワークファイルがあるか
どうかを検査しません。
RCS
ファイル名とワークファイル名の両方をコマンドラインに
指定することが可能ですが、
通常の RCS
コマンドのように RCS
ファイルとワークファイルの組を指定する
ものではありません。
エラー検査が不十分です。
rcsfreeze
は、単なるシェルスクリプトの例であり、まともに利用すべきもので
はありません。より完全な解決法を求めるなら、CVS
を参照してください。