名前

snmpconf - snmp の設定ファイルを作成・修正する

書式

snmpconf [options] [fileToCreate]
次の書式で開始する:
snmpconf -g basic_setup
または、単に次のようにする:
snmpconf

説明

snmpconf は簡単な perl スクリプトで、 設定ファイルの設定を段階を踏んで簡単に行う。 かなり容易に使えるだろう。 実行して質問に答えるだけでよい。
デフォルトモードの操作では、 ユーザーにメニューを出し、このプログラムで操作できる いろいろな設定ファイルのセクションを示す。 ユーザーがセクションを選択すると、サブメニューが表示され、 そのセクションで作成されるトークンの説明の一覧を示す。 説明が選択されると、ユーザーに質問のプロンプトを出し、 問題とされている設定行を作成する。
最終的に、ユーザーがプログラムを終了すると、 ユーザーが編集した全ての設定ファイルは、 コメントを加えてローカルディレクトリに保存される。
特に便利なオプションは、 ユーザーに対して、指定した設定の質問を行う -g スイッチである。 例えば、 snmpconf -g basic_setup を実行せよ。

オプション

-f
もし望むならば、ユーザーにプロンプトを出さずに、 カレントディレクトリに既にあるファイルを強制的に上書きする。
-i
終了したときに、グローバルシステムコマンドが探す場所に ファイルをインストールする。
-p
終了したときに、ユーザーのホームディレクトリにある .snmp サブディレクトリにファイルをインストールする。
-I DIRECTORY
終了したときに、ディレクトリ DIRECTORY にファイルをインストールする。
-a
質問をしない。 既知のいろいろな設定ファイルを読み込み、再び書き出すだけである。 設定ファイルに「自動的コメント」を行うという効果がある。 下記の 「さらなる方法」 のセクションを参照すること。
-r all|none
見つかった設定ファイルを全て読み込む、または全く読み込まない。 通常 snmpconf は、どのファイルを読み込みたいかを尋ねる。 これらの設定ファイルを読み込むと、尋ねられた質問の結果とマージされる。
-R file,...
指定した設定ファイルの一覧を読み込む。
-g groupname
設定エントリのグループが作成される。 このグループは、初期設定ファイルを作成するために、 ユーザーに一連の質問を行うために使われる。 方針を指示するメニューはなく、質問の一覧だけがある。 良い例として snmpconf -g basic_setup を実行してみよ。
-G
全ての既知の (設定エントリ) グループを一覧する。
-c configdir
snmpconf は、尋ねるべき質問とそのファイルを知るために、 設定情報のあるディレクトリを使う。 このオプションにより、snmpconf はそれ自身を設定するために 別の (ここで指定された) ディレクトリを使う。
-q
いくらか出力を抑えて実行する。 これは対話的なプログラムなので、このオプションは推奨しない。 なぜなら、このオプションは助けになるように設計された 出力からの情報を削除してしまうだけだからである。
-d
「たくさんの」デバッグ出力を有効にする。
-D
より多くのデバッグ出力を perl 変数ダンプの形式で追加する。

さらなる方法

snmpconf -g basic_setup
このコマンドに付いて既に十分に述べただろうか? これは snmpd デーモンの初期設定を大まかにするために設計されている。 実際に実行してみるべきである。
snmpconf -R /usr/local/snmp/snmpd.conf -a -f snmpd.conf
(例えば) snmpd.conf ファイルを読み込んで、 各トークンが行うことを説明したコメントを追加する。 試してみよ。素晴らしい。

注意

snmpconf はとても包括的なユーティリティで、 全ての設定ファイルの作成を助けて、簡単に設定できるだろう。 ファイルのデフォルトの設定セットは snmp ベースのものである。