名前

tee - 標準入力から読み込んだ内容を標準出力とファイルに書き込む

書式

tee [ オプション]... [ファイル]...

説明

標準入力を各 FILE にコピーし、標準出力にも出力します。
-a, --append
指定されたファイルに追加し、上書きしない
-i, --ignore-interrupts
割込みシグナルを無視
-p
パイプ以外への出力への書き込みエラーで診断情報を出力する
--output-error[=MODE]
書き込みエラー時の動作を指定する。下記の MODE の説明を参照
--help
使い方を表示して終了する
--version
バージョン情報を表示して終了する
MODE で出力への書き込みエラー時の動作が決定されます。
'warn'
すべての出力への書き込みエラー時に診断情報を出力する
'warn-nopipe'
パイプ以外への出力への書き込みエラー時に診断情報を出力する
'exit'
すべての出力への書き込みエラー時に終了する
'exit-nopipe'
パイプ以外の出力への書き込みエラー時に終了する
-p オプションでのデフォルトの MODE は 'warn-nopipe' です。 --output-error が指定されなかった場合のデフォルトの動作は、 パイプへの書き込み時にエラーが発生すると直ちに終了し、 パイプ以外の出力への書き込みでのエラーについては診断情報を表示します。
GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバグは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 詳細な文書 <https://www.gnu.org/software/coreutils/tee> (ローカルでは info '(coreutils) tee invocation' で参照可能)。

作者

作者 Mike Parker、 Richard M. Stallman、および David MacKenzie。

著作権

Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
 
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

関連項目

tee の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および tee のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
info tee
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。