uuidgen - UUID
値を生成するコマンドラインユーティリティ
uuidgen [
-r |
-t ]
uuidgen プログラムは
libuuid(3)
ライブラリを用いて、
UUID (universal unique identifier:
汎システム的に他とは重ならない識別子)
を生成する。 新しい UUID
は、ローカルシステムで以前に生成された
UUID
はもちろん、他のシステムで過去・未来に作成された/作成される
UUID
のいずれとも重ならないと考えて良い。
uuidgen は二つのタイプの
UUID
を生成することができる。時刻ベースの
UUID と 乱数ベースの UUID
である。デフォルトでは、
質の良い乱数生成機構があれば
uuidgen は乱数ベースの UUID
を生成しようとする。そうでなければ
時刻ベースの UUID
を生成する。
-r
または
-t
オプションを指定すれば、二つのタイプのいずれかを生成するかを強制できる。
- -r
- 乱数ベースの UUID
を生成する。この方法は、ほとんどがランダムなビットから
なる UUID
を生成する。これを用いるには、オペレーティングシステムが
/dev/random
のような質の良い乱数生成機構を備えていなければならない。
- -t
- 時刻ベースの UUID
を生成する。この手法では、システムクロックと
システムのイーサネットハードウェアアドレスが取得できればそれとに基づいて
UUID を生成する。
1b4e28ba-2fa1-11d2-883f-b9a761bde3fb
のような形式 (
printf(3)
フォーマットで書けば
"%08x-%04x-%04x-%04x-%012x") の UUID
が標準出力に書き出される。
OSF DCE 1.1
uuidgen は Andreas Dilger によって libuuid
のために作成された。
uuidgen は e2fsprogs
パッケージ付属の libuuid
の一部であり、
http://e2fsprogs.sourceforge.net
から入手できる。
libuuid(3)