wcsncmp - 2
つの固定長ワイド文字文字列を比較する
#include <wchar.h>
int wcsncmp(const wchar_t *s1, const wchar_t *s2, size_t n);
wcsncmp() 関数は、
strncmp(3)
関数に対応するワイド文字関数である。
この関数は、
s1
が指すワイド文字文字列と
s2 が指すワイド文
字文字列を比較するが、最大でも先頭のワイド文字
n 個までしか比較
しない。またいずれかの文字列にヌルワイド文字
(L'\0') が現れたら、
比較はその位置で終了する。
wcsncmp() 関数は、
s1 と
s2
がそれぞれ指す文字列を
n
文字に収まるように切り詰めたものが等しければ
0 を返す。
この関数は、異なる文字が最初に現われた位置
i (
i <
n)
において、その位置にある文字
s1[i] が
s2[i]
より大きければ
正の値を返す。異なる文字が最初に現われた位置
i (
i <
n)
において、その位置にある文字
s1[i] が
s2[i]
より小さければ
負の値を返す。
この節で使用されている用語の説明については、
attributes(7) を参照。
インターフェース |
属性 |
値 |
wcsncmp() |
Thread safety |
MT-Safe |
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.
strncmp(3),
wcsncasecmp(3)
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プロジェクトのリリース
5.10
の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/
に書かれている。