名前
grpck - グループファイルが正しいかどうか検査する書式
grpck [-r] [group shadow]説明
grpck コマンドはシステムの認証情報が正しいかどうか検査する。 /etc/group と /etc/gshadow 各ファイルの全てのエントリに対し、 各フィールドの書式が正しいか、 そのデータが有効なものかどうかを検証する。 書式が正しくないエントリや、 修正不能な誤りを含むエントリは削除するようプロンプトを出す。 各々のエントリに対して- フィールドの数が正しいか
オプション
デフォルトでは grpck は /etc/group ファイルと /etc/gshadow に対して動作する。 group パラメータと shadow パラメータを用いて、 別のファイルを選択することもできる。 さらに -r フラグを指定すれば、 リードオンリーモードでコマンドを実行することもできる。 この場合、変更を行うかどうかはユーザへ問い合わされず、 自動的に no と回答される。 grpck は /etc/group と /etc/gshadow のエントリを GID でソートすることもできる。 ソートモードで動作させるには -s フラグを与える。 この場合チェックは行われず、単にソートするだけである。ファイル
/etc/group - グループアカウント情報関連項目
group(5), passwd(5), shadow(5), groupmod(8)返り値
grpck コマンドは終了時に以下の値を返す:- 0
- 成功
- 1
- 構文エラー
- 2
- 誤ったグループエントリが存在する
- 3
- グループファイルをオープンできない
- 4
- グループファイルをロックできない
- 5
- グループファイルを更新できない