名前
pwck - パスワードファイルが正しいかどうか検査する書式
pwck [-sr] [passwd shadow]説明
pwck コマンドはシステムの認証情報が正しいかどうか検査する。 /etc/passwd と /etc/shadow 各ファイルのすべてのエントリに対し、 各フィールドの書式が正しいか、 そのデータが有効なものかどうかを検証する。 書式が正しくないエントリや、 修正不能な誤りを含むエントリは削除するようプロンプトを出す。 各々のエントリに対して- フィールドの数が正しいか
オプション
デフォルトでは pwck は /etc/passwd ファイルと /etc/shadow に対して動作する。 passwd パラメータと shadow パラメータを用いて、 別のファイルを選択することもできる。 さらに -r フラグを指定すれば、 リードオンリーモードでコマンドを実行することもできる。 この場合、変更を行うかどうかはユーザへ問い合わされず、 自動的に no と回答される。 pwck は /etc/passwd と /etc/shadow のエントリを UID でソートすることもできる。 ソートモードで動作させるには -s フラグを与える。 この場合チェックは行われず、単にソートするだけである。ファイル
/etc/passwd - ユーザーアカウント情報関連項目
group(5), passwd(5), shadow(5), usermod(8)返り値
pwck コマンドは以下の値を返して終了する:- 0
- 成功
- 1
- 構文エラー
- 2
- 誤ったパスワードエントリーが存在する
- 3
- パスワードファイルをオープンできない
- 4
- パスワードファイルをロックできない
- 5
- パスワードファイルを更新出来ない