NAME

lxc-info - コンテナに関する情報の問い合わせ

SYNOPSIS


lxc-info
{-n name} [-c KEY] [-s] [-p] [-i] [-S] [-H]

説明

lxc-info は、コンテナに関する情報を問い合わせ、表示します。
-c, --config KEY
コンテナの設定値を表示します。このオプションは複数の key = value のペアを表示したい場合には複数回指定することも可能です。
-s, --state
コンテナの状態のみを表示します。
-p, --pid
コンテナの pid を表示します。
-i, --ips
コンテナの IP アドレスを表示します。
-S, --stats
コンテナの統計情報を表示します。 パフォーマンスへの影響を考慮して、カーネルメモリの使用量は、カーネルメモリの制限値が設定されない限りはカウントされません。 もし、制限が設定されていない場合、 lxc-info はカーネルメモリの使用量を 0 と表示します。制限は
            lxc.cgroup.memory.kmem.limit_in_bytes =  number
            
    
のように、コンテナの設定ファイルで指定することができます。詳しくは、 lxc.conf(5) を参照してください。
-H, --no-humanize
コンテナの統計情報を人間が読みやすい形に加工しないでそのまま表示します。 デフォルトは人間が読みやすい形の統計情報を表示します。

共通オプション

ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。
-?, -h, --help
通常より長い使い方のメッセージを表示します。
--usage
使い方を表示します。
-q, --quiet
出力を抑制します。
-P, --lxcpath=PATH
デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。
-o, --logfile=FILE
追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。
-l, --logpriority=LEVEL
ログの優先度を LEVEL に設定します。デフォルトの優先度は ERROR です。以下の値を設定可能です: FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。 このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。
-n, --name=NAME
NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。
--rcfile=FILE
コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。 (lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。
--version
バージョン番号を表示します。

lxc-info -n foo
foo という名前のコンテナの情報を表示します。
lxc-info -n 'ubuntu.*'
ubuntu という文字列で始まる名前の全てのコンテナの情報を表示します。
lxc-info -n foo -c lxc.net.0.veth.pair
コンテナ foo の veth pair を表示します。

SEE ALSO

lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc-execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), , lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)

作者

Stéphane Graber <[email protected]>