NAME
lxc-monitor - コンテナの状態の監視SYNOPSIS
lxc-monitor
[-n name] [-Q name]
説明
lxc-monitor はコンテナの状態を監視します。 name をモニタ対象のコンテナを指定するために使うことも可能です。 これは posix2 準拠の正規表現であり、全てのコンテナの監視を行ったり、いくつかのコンテナの監視を行ったり、1 つだけのコンテナの監視を行ったりすることが可能です。 name を指定しない場合、デフォルトで '.*' となり、 lxcpath 以下の全てのコンテナの監視を行います。 1 つ以上のコンテナパスをモニタリングするために、複数回の -P, --lxcpath=PATH オプションを指定することが可能です。 しかし、複数のパスに同じ名前のコンテナが存在する場合は、出力の見分けがつかない事に注意が必要です。オプション
- -Q, --quit
- 指定したそれぞれの lxcpath に対する lxc-monitord デーモンを終了させる要求を行います。 lxc-monitord は通常は新しいクライアントを 30 秒待ちますが、このコマンドを受け取ると、クライアントがいなくなるとすぐに終了します。 このオプションは、 lxcpath のファイルシステムをアンマウントする必要があるときに役に立ちます。
共通オプション
ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。- -?, -h, --help
- 通常より長い使い方のメッセージを表示します。
- --usage
- 使い方を表示します。
- -q, --quiet
- 出力を抑制します。
- -P, --lxcpath=PATH
- デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。
- -o, --logfile=FILE
- 追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。
- -l, --logpriority=LEVEL
- ログの優先度を LEVEL に設定します。デフォルトの優先度は ERROR です。以下の値を設定可能です: FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。 このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。
- -n, --name=NAME
- NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。
- --rcfile=FILE
- コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。 (lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。
- --version
- バージョン番号を表示します。
例
- lxc-monitor -n foo
- foo という名前のコンテナの様々な状態を監視します。
- lxc-monitor -n 'foo|bar'
- foo と bar という名前のコンテナの様々な状態を監視します。
- lxc-monitor -n '[fb].*'
- 'f' もしくは 'b' という文字で始まるコンテナの様々な状態を監視します。
- lxc-monitor -n '.*'
- 全てのコンテナの様々な状態を監視します。
診断
- The container was not found
- 指定したコンテナが lxc-create で作成されておらず存在しません。
SEE ALSO
regex(7),SEE ALSO
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc-execute(1), lxc-console(1), , lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), lxc-info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)作者
Daniel Lezcano <[email protected]>2023-11-30 |